観劇アレコレ日記

いわゆる「イケメン舞台」についてのアレコレ。

2017.09.15 ベースだけどワンマンです。 drm 大阪編 大阪RUDIO ライブ レポ

最新のレポはこちら↓

2018.02.24 drm 「コンニチハ、セカイ」レコハツ ライブ 大阪RUIDO レポ

 

 

 

 

待ちに待った関西での開催!そして4本目のでーさんワンマン!!

今回も張り切って行ってまいりました

 

・・・が、関西という事で気を抜き、仕事を入れていたために

OPに間に合わず、到着したのが開始20分すぎ

入場したら、会場にお客さんがパンパンで

入り口付近の「おごそかゾーン」(静かに鑑賞したい人の集まる所)

で参戦だったのであんまりよく見れなかった

そして、おごそかゾーンは関係者なのか長身のメンズが固まってて

腕組んで仁王立ちでズーンってしながら見てたので

あんまりはしゃげなかった

(背が高いから邪魔にならないように後方で見てたのかもしれないけど

あと、人が多すぎてパリピゾーンまで移動できなかった)

というかんじのレポです

 

セトリ

(公式ラインから引用含む&覚えてる限り)

・キャプテンアメリk(仮)(新曲)

・SAKYU

・ダンスロボットダンス

・日曜日はMONDAY

・魚800!

クロアチア(仮)

・シケモク

・Metal Toilet(新曲)

・GET LOW

・☆ミ

・ないないない

・たにしげヒッキー

・千本桜(ライブ告知vr)

・デリヘル呼んだら君が来た

・JBF

・エイリアンエイリアン

・パンダヒーロー

(・なんかこの前後で打ちこみのリズムだけに合わせて弾く曲があった

 オリジナルかな?)

・メランコリック

アンコール

・ナイトオブナイツ(っぽいアカペラ)

・ワールズエンド ダンスホール

 

 

入場したら曲の途中で

・日曜日はMONDEY

 

・魚800!

このへんのでーさん作曲シリーズ演奏中でした

録音MCで

「今回ライブ初めてのひとー?」

客「はーい!」

MC「ふーん よくわかりませーん」

客爆笑

(知らない、かよく見えない、だったかも?)

MCの間もずっとステージ上にいて客を見まわしていたのは

三回目からと一緒でした

だから客が反応しやすかったと思います

「二回目、三回目、全部来てる人!」

と質問が続いて

「あー、そうですかー」とか「へー」とか

あんまり気のない返答なのが面白かった

「LINEで意思表示します」とラインに移りました

 

「LINEやってない人とか電波の悪い人は見れる人に見せてもらって

会話のきっかけにして

 今、仲良くなったらいいと思うよ。そんでこれからも仲良くしたら楽しいかもしれない」

というのは前回からも言ってて

このMCは本当に良いと思います

ボッチの人とか友達作りたい人はとてもいいきっかけになると思う

私は腕組み仁王立ちのメンズに囲まれてたので

話しかけづらかったけどな!!

 

どうやら録音MCとでーさんの中の人()は別人格みたいで

録音MCが

「彼は喋れないので、唯一の意思表示できるラインを使用します

彼はしゃべらないんでねぇ、えぇ、えぇ」とか言ってるのが可笑しかったです

RUDIOは大きなスクリーンとモニターがあったので

スクリーンでも文字がよく見えました

ラインMCでは

「どこから来たのか?」

という質問で

「東京!埼玉!」など関東方面からの声が多かったです

ろじえものツアーが決まったので、という事で

続いてろじえもの曲を演奏

・シケモク

・Metal Toilet(新曲)

・GET LOW

・☆ミ

 

新曲の「Metal Toilet」は多分というか絶対でーさん作曲のオリジナルだと思う

民族音楽っぽかんじで

ダークな雰囲気のケルトというかジプシーっぽいかんじというか

ドラクエマーニャダンスっぽいというか

ゲーム音楽っぽいかんじにも聞こえてとても印象深い一曲でした

「ろじえもの曲」で「詳しくはおいおい発表がある」ということなので

新しいCDが出るのかな?って思います

 

「☆ミ」まで弾いたところで

録音MC

「タオルをまわしますよー

体力残ってますか~

タオルを持ってない人はこうやって拳あげて下さい」

とか言ってたと思います

録音MCが曲のリズムに合わせて「グルグル回す!はいはいはいはい!あんよは上手!」

って言ってた(と思う)のが最高に可愛いかった

 

ないないない、からのヒッキーたにしげは定番の流れになってきました

凄く盛り上がるのでとても好き

 

素朴な疑問なんだけど

演奏するのは「ひっきー→たにしげ」なのに

曲名は「たにしげヒッキー」っていうのだろうか?

 

その後録音MCで

「多分彼は疲れたと思う、自分には分かる」

とかいってたのでやっぱり録音MCとでーさんは別人設定らしい

 

ラインMCで客とのやり取りがあり

「足痛いの?」

の質問には聞こえないふりで

何度も「え?」「え?」って聞き返して答えませんでした

まだちょっと痛かったのかなぁ

(8月くらいに足の手術を受けたそうです

 ご本人も公表されてます)

「疲れちゃった?」

には親指あげて「大丈夫!」ってしてました

 

他には

「全面プリントTシャツが売切れた」

「大阪ではやっぱベースが壊れた」

と言ってました

ベースは「右下おまるちゃん」(ボンゴの愛称)だったんだけど

音量つまみ?が壊れたみたいで

くるくるして皆に見せてました

(でーさんは大阪では必ずトラブルに見舞われるジンクスがあるので

今回もやはりトラブルがあったのを証明していた)

予備のベースは持ってきて無かったそうです

 

あと、マイクで話すのは完全に諦めたようで

今回からマイクは設置されてませんでした

なんかあったらLINEで話せる、っていう確信というか自信というか

そういうのがつかめたんだと思う

それから、音出しは会場の音響がやってたみたいです

一個のPCでオケとLINEを同時にするのはやめたのか

超スーパーPCにパワーアップしたのか

録音MCとオケのつなぎがとてもスムーズで

録音MCも流暢で

気にならないようになってました

 

次回はろじえものライブで

でーさんのソロコーナーもあるので超期待です!!

 

 

以下個人の感想

今回一番おお!って思ったのは

曲の繋ぎがすっごく良くなってた事

スムーズに次の曲にうつる時もあれば

ちょっとリズムだけ伸ばして余韻を残す曲あり

食い気味にすぐ曲が始まるっていうのもあって

とても流れがいいなーってかんじました

 

あと、やっぱりライブ全体の流れがとても良い

洗練されてきた感ある

録音MCが恥ずかしく無くなったのか

しっかり繋いでくかんじだし

録音MCと中の人のやり取り()も面白いし

ラインMCで待ってる間もでーさんが舞台上にいて

「早くアップされろー」って

机バンバンしてるのが可愛いし

ラインでの客との意思疎通が普通に出来るようになってきた

客がラインのタイムラグに慣れてきたのもあるかな

間延びした感の強かった初回から格段にテンポ良くなったと思います

大阪RUIDOのスクリーンが大きくて綺麗で

スマホが無くても十分見れたのも良かったと思います

ライブならではの客とのやり取りも楽しくて

喋らないけど、一体感というか

生のライブ!ってかんじがすごくありました

 

ラインMC時

お面を上げて顔を拭いてて

会場から「中身出ちゃってるよ!」「きをつけて!」

 と声がかかる場面があり

客のガヤもほっこりムードでした

 

あとあと、会場の音がすっごく良かった!

特に中音のキレッキレぐあいがハンパなかった

おまるちゃんのとんがった音がとっても綺麗に聞えました

エフェクターの音も良かったです

途中の、曲名が分からないけど

打ちこみのピコピコしたリズムに合わせて弾く時とか

とっても「パリッ」とした音で

特にプルの時の音が良かったと思います

 

体調は、万全では無かったようだけど

2回目よりは元気で3回目よりは落ち着いてたと思いました

足技は少なかったけど、上半身の動きはいつも通り

でーさんは不思議な動きがあってこそだなと

楽しそうに演奏するでーさんを見るのはとても楽しい

今回はなんだか、左右に揺れるってのが凄くて

ニット帽が遠心力でビュンビュンしてました

 

会場は、キャパ300で

後ろまでびっちり入ってたので

東京の3回目より多かったと思う

客層は東京の時より若い気がしたけど

幅広い年齢層なのは相変わらずでした

でーさんの凄いところはファンの幅がとてつもなく広いところ

でーさんファンってこんなかんじ!

みたいなのが全然無いし

ファンだけ見たらどういうアーティストかって分からないところが面白いです

私の周りはほぼメンズだったけど、会場は女子の方が若干多かったかな

客からの質問とかは女子が多かったです

 

エフェクターの紹介は無かったけど

ベースの音を堪能出来る曲が2曲ありました

エフェクター紹介好きだったのにな・・・

私しか需要無いコーナーだったのかなぁ

残念

 

あとは、すっごくお辞儀が上手になった気がする~

最後にハケるときも深々とお辞儀してて

堂々としててカッコ良かったと思います

なんか、初回とか「どうもどうも!」みたいだったんだもん(伝われ

 

会場をぐるっと見回してるのは今回も同じで

知り合いがいたのか、手を振ってたり

ひとりひとりちゃんと見てるかんじがしました

目が見えてるのかは謎だけども!

あそこに目があるならば、会場一人ひとりを見ていたと

かんじました

 

あと毎回なんだけど

ライブの最後に会場から「でーさん、ありがとー!!」

って声がかかるのね

最後に客から「ありがとう!」って言われるライブって少なくない?

でーさんがハケる時もだし

照明が点いてからも拍手が鳴るし

お客さんがあったかいなっていつも思うし

でーさん愛されてるなっていつも思います

 

 

 

 

 

 
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2017.07.17 RENT レポ (マチネ) ③ 宮本美季さん・上木彩矢さん

2017.07.17 マチネ

ネタバレ有。2015年版もほぼ同じキャストで見ているので比較あり

閲覧注意

 

2015年版感想はこちら↓

2015.09.15 RENT レポ (マチネ) ③ 宮本美季さん・上木彩矢さん 

 

 

宮本美季さん(ジョアンヌ役)

宮本さんのジョアンヌは大好き

2015年と変わらないクオリティだった

他のキャストが物凄く伸びた人もいたのに対し

宮本さんは2015年から完成されていたので

それほど変わらない印象

しかし、他のキャストとのパワーバランスの加減か

役の印象は少し違ってました

2015年は、歌の上手さが飛びぬけてて

そのため、ものすごいやり手のキャリアウーマンって印象でした

マーク役の良大くんとのデュエット【Tango Maureen】も、

ジョアンヌがかなりリードしてるかんじで

マークがタジタジ、でも負けない!僕の方が器械に詳しいんだから、ってかんじでした

2017年では良大くんの歌唱力が飛躍的に向上していたので

ジョアンヌがマークに対して

「厄介な元彼が出てきた」って思ってそうでした

機械に詳しいし、付き合いの長い元彼と

ハイソでキャリアで付き合いはじめの今カノがモーリーンを取り合うって構図が際立っていて

2015年版も、2017年版もどちらもとても面白いシーンでした

セリフも演出もキャストも変わって無いのに

こんなに印象が変わるもんだなってとても感動しました

宮本さんが、良大くんの成長に合わせて役作りを変えてるのかな~?

 

【We're Okey】

宮本さんの歌唱を堪能できる素敵な一曲

2015年と印象変わらず

面倒くさそうに歌ってるのに漂いまくる余裕

途中に挟む演技もとてもいい

プロ中のプロの技術を堪能できるナンバーでした

 

【Take Me or Leave Me】

レントの中で一番好きな曲です

これは、モーリーン役の彩矢さんの役作りが影響してるのか

2015年の方が圧倒的な印象でした

2015年は「この曲は1日に1回歌うのが精いっぱいだろうな」

と感じるくらい、ものすごくエネルギッシュでパワフルだったんだけど

2017年では「いい曲だな~」位のエネルギー量でした

中日のマチソワのマチネだったので、セーブしてるのかなぁ

悪くは無かったんだけど、2015年に感じたような圧倒的な印象では無かった

2回目という事もあって、期待値が高すぎたのかもしれません

宮本さんの歌声の素晴らしさに変わりは無かったけど

二人のデュエットとしての印象は2015年が上かなぁ

あと、モーリーンとジョアンヌの関係性が対等な印象だったので

「私と付き合えるんだから感謝して」って

反論しだすジョアンヌに意外性は無かった

うん、ジョアンヌもいい女だもんねってかんじでした

 

上木彩矢さん(モーリーン)

2017年と2015年で役作りを物凄く変えてきてた!

ビックリしました

2015年は、クレイジーでぶっ飛んだ変人アーティスト。超☆ロック!!っていう印象

こんな人絶対いないだろう~どうしてマークと付き合ってたんだろう?

って思うようなすんごいキャラで

下品だし、猛々しいし、髪赤いし、コメディっぽいし、映画版のイディナとも全然違うし

なんか凄い!ってキャラだったの

2017年では

なんか凄く丸くなってる!って思いました

意図してのキャラ変更と思うけど

ちょっと日本のアイドルっていうか

媚びというかぶりっこっぽさがそこはかとなく漂ってて

モーリーンに甘えたり、言うこと聞いたり、拗ねたり

現実味のある人物というかんじ

自分の魅力を分かってて、それを使うんだけど

なんていうか「可愛く見せよう」ってかんじかな

日本人的なアピール方法に変わってました

 

原作のモーリーンってアメリカ人なんですよ、当たり前だけど

だから、自分の魅力のアピールの仕方もアメリカナイズで

「セクシー、自信満々、パワフル、エネルギッシュ」

ってかんじなの

2015年版はそれとは多少違ってたけど、

日本っぽいキャラではなくて「こんな人現実にはいないわ」ってかんじさせる

違和感が劇中の人物っぽさを出しててとても良いと思ったんだけど

2017年版は「この位ならいそう」ってかんじのキャラでした

マークやモーリーンにも媚びる媚びる

小悪魔っていうか・・・うーん小悪魔ともちょっと違うか

少し小物感があったかな

丸くなったというか

 

あと、やっぱり髪は長い方が良かったな

2017年モーリーンはボブに赤メッシュで

さっぱりした風貌です

モーリーンは長くて綺麗にカールされた髪をバッサバッサしながら

かっこいい系セクシーさを存分に振りまいてほしかったなぁ

この辺は、もう個人の願望なんだと思うけど

 

 

その風貌、キャラ作りが全体の作品にも影響を与えていて

キャラクターが際立ってた2015年に比べて

2017年は沈んだというか、そこまで際立ってはなかったかな

ちょっともったいない印象でした

ミミもセクシーでパワフルなキャラなんだけど

ミミは「女性らしさを前面に出したキュートなセクシーさ」

モーリーンは「自信満々でパワフル、凛としたセクシーさ」

という対比があった2015年の方が好きでした

全体的なバランスとか、演出家の意図とか

そういうのがあったのかもしれないし

2015年と2017年で同じキャラクターなのに

演技を全く変えてきたのは素晴らしいと思う

私は2015年版モーリーンが好きだったなという印象です

同じ人が演じてるのに、こういう印象を持つということ自体が素晴らしいと思うので

そこは評価したいと思うし

個人の好みだと思います

 

【Over the Moon】

意味不明な一曲というかパフォーマンス

自分の物にしてるっていうか

「歌いなれてる」感がありました

客の煽りも上手かったしね

 

【Take Me or Leave Me】

パワフルなのは2015年と変わらないけど

エネルギーは落ちたかなぁという印象でした

良かったけど、2015年に感じた強烈な印象を上塗りするほどではなかった

あと、宮本さんがとても魅力的で

彩矢さんが小物感だった為

ジョアンヌが「私と付き合えるんだから我慢して」と反撃するとき

「ですよね~」ってなった気がする

 

モーリーンとジョアンヌの関係性について

二人の関係性はキャストによって全く違うので

そこが面白いし見どころの一つ

2015年は

ジョアンヌ>>モーリーンで、ジョアンヌが上の印象だったのだけど

2017年は

ジョアンヌとモーリーンが対等な印象

オリジナルがそういうかんじだから、原作に忠実になったといえばそうかも

映画版は

ジョアンヌ<モーリーンで

モーリーンにジョアンヌが振り回されてるかんじだから

それまで圧倒的にわがままだったモーリーンに

【Take Me or Leave Me】でいきなり

「私だって魅力的なんだから」と言い出すジョアンヌが面白かったり

ブロードウェイ版では、ジョアンヌはふくよかな女性が演じることが多くて

「頭脳優秀だが外見的にはあまりイケてない人物」が

「私と付き合えるんだから我慢しなさい」って言い出すのが面白いんです

 

 

奇跡的に2015年のWキャストと全く同じキャストで見れたので

座組みの進化というか

2015年と色々比べられたのはとても幸運でした

 

 
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2017.07.17 RENT レポ ②(マチネ) 平間さん・光永さん 感想

2017.07.17 マチネ

ネタバレ有。2015年版もほぼ同じキャストで見ているので比較あり

閲覧注意

 

2015ねん版感想はこちら↓

2015.09.15 RENT レポ (マチネ) ④ 平間壮一さん・TAKEさん 

 

平間壮一さん(エンジェル)

平間さんのエンジェルは本物の天使です

演技、歌、ダンス、オーラ

どれをとっても最高でした

どのシーンでも愛が溢れてて、見ていると本当に幸せな気持ちになれます

2015年に比べてあらゆる部分で更に進化してました

2015年でも完璧なエンジェルだと思ってたのに

2017年で更に進化するところがあったのに驚きです

コリンズを拾ってくる男装時はキラキラした華奢な青年で

女装時は天使

全体的に愛が充ち溢れすぎてて

女神か聖母マリアのようでした

 

2015年では、歌よりダンスが良かったと評してますが

2017年では、歌もダンスも素晴らしすぎました

 

【Today 4 U 】

シャッターがあがり、エンジェルが出てきた瞬間、会場から大歓声が沸くのは変わらず

ダンスもキレッキレ

歌は息切れもせずにとにかく完璧な音程で歌いまくる

双方の相乗効果で、最高に楽しい一曲でした

キレキレダンス踊りまくって息切れしないで完璧に歌いこなすって

神かよ・・・って唖然としました

 

【I'll Cover You】デュエット

これは2015年の方が良かった(個人の感想です

コリンズがTAKEさんが好きでした

平間君は大変良かったです

コリンズに対する愛が溢れてました

私がコリンズになりたかったです

そしてエンジェルの愛を独り占めしたかったです

平間エンジェルが光永コリンズを導いてる雰囲気でした

パワーバランスがエンジェル>コリンズってかんじ

2015年は二人の愛が溢れてた印象で、エンジェル⇔コリンズ(伝われ

 

【Contact】

平間君の表現力の進化により

曲の持つ意味を色々考えさせられた

中央でアクロバティックでアグレッシブなエロが展開されてるんだけど

曲の中心であったエンジェルは病魔にさいなまれていく

エンジェルの過去なのか

病気で熱にうなされてる夢なのか

そして、中心からはじき飛ばされたエンジェルは舞台の隅で

パジャマに着替えて病人になり生死の境をさまよう

曲の初めはエネルギッシュだったのに

パジャマに着替えだした途端に小さな病人になってしまう

この演技力なんなんだろう

凄すぎた

 

それから客!!!

気持ちは分かるが、暗転した瞬間から泣くのはやめてさしあげろ

エンジェルが出てくる前から先走り嗚咽漏れすぎだからww

パジャマのエンジェルが静かに去っていく演技があるのだけどね

その前に一瞬暗転して他のキャストがはけて

エンジェルが一人静かに舞台の奥に消える

って素晴らしいシーンがあるの

それまでの平間君の演技が素晴らしすぎて

先走り泣きというか、想像して泣く客多すぎたww

それだけ平間エンジェルが愛されているという事でしょう

 

 

光永泰一朗さん(コリンズ役)

とても良かったんだけど

そこまで印象に残らないのは

私は2015年版のTAKEさんが好きだったからでしょう

TAKEさんが好きなのはブロードウェイ版のコリンズ「ジェシー・L・マーティン」に

声と歌い方が似てるからだと思います

光永さんは、ちょっとオジサンっぽい雰囲気で

エンジェルがはつらつとしてて可愛い少年だから

年齢差がヤバいかんじでした(そういう雰囲気)

なんでエンジェルがコリンズに惹かれたのかあんまり分かんなかった

TAKEさんの方が身長が高くて包容力があった印象だったけど

プロフィール見ると光永さんのほうが若くて背も高かったww

舞台で見るオーラ当てにならない

歌も上手かったし演技も悪くなかったんだけど

ちょっと特徴が無かったというか

他の濃いキャストに比べてパンチが無かったように思います

 

2015年のエンジェルとコリンズに感じた

幸せラブラブカップルのほのぼのした雰囲気が少なかったような気がする

 

 

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2017.07.17 RENT レポ (マチネ)① 村井良大さん・ユナクさん感想

2017.07.17 マチネ

ネタバレ有。2015年版もほぼ同じキャストで見ているので比較あり

閲覧注意

 

2015年版の感想はこちら↓

2015.09.15 RENT レポ (マチネ)① 村井良大さん・ユナクさん感想 

 

 

村井良大さん(マーク役)

もおおおおおお!凄かった!!

2015年版から一番進化したのは間違いなく良大くんです

何がスゴイって、歌唱力の進化がハンパナイ

2015年は

「ミュージカルスターではないので、キャラクターに見合った歌唱力」

と評していたんだけど

2017年は

「間違いなくミュージカルスターの歌唱力」

でした

レントって、ほぼ全編歌で、セリフにも音階が付いてて

歌うようにセリフを言う、ってのが仕様なんだけど

2015年では、セリフと歌の境目がハッキリしてて

舞台役者が歌ってるって印象でした

それが、今回は完全にミュージカルスターの域に達してた

セリフと歌の違和感がないし、歌の素晴らしさがハンパない

他の人と比べても遜色ないどころか、対等にやり合ってると感じました

 

たとえば、ジョアンヌとのデュエット【Tango Maureen】

パワーバランスがジョアンヌと完全に対等

20015年は「気弱な凡人マークと非凡なバリキャリジョアンヌ」

って印象だったんだけど

2017年は「元彼と今カノ」です

自分の方がモーリーンの事よく知ってるよ、って意地悪なかんじが凄くいい

付き合い始めのジョアンヌに対して「モーリーンてこんな事するだろ?」

って自分の付き合いの長さをほのめかしてマウントかますかんじ

すごくいい

それを受けての宮本さんの演技も

圧倒的なパワーで抑えこんでた2015年に比べて

タジタジ、というか

マークを「敵」としてみてる雰囲気で

マークに対する嫌悪が強かった

そして、険悪な二人が結局一緒にタンゴを踊るという流れが

とても皮肉っぽくてコントラストが出てました

 

良大くんの歌唱力が飛躍的にアップしたことからか

役の印象もかなり変わってました

2015年は、他のキャストとの差があり

それがいいかんじで異質感になっており

一人だけ物語に入りこめず

「ノーマルなことが逆に異端で傍観者のマーク」

というストーリーテラー的な立ち位置が物凄くハッキリしてました

カメラを回すのも、自分から発信できないのでただひたすら記録する

そんな印象でした

 

2017年は「キャストの中の一人、ノーマルタイプ」ってかんじ

普通でありながら、やはり一般からははみ出してしまっていて

レントの世界観で同世代の友人と悩み、人生を見つめる人物の一人

という印象です

カメラを回すのは、友人を被写体にして

自分の作品を作る

その為だったらHIVの集まりだって場違いになっても乗り込んで行って撮る

スクープ取るためなら友人も売る

そんな風にうつりました

だから、魂を売ってテレビのカメラマンになるのも

「自分の力を証明したい」っていう目的の一つだったように感じました

魂を売ったというより「現実を受け入れて人生を歩み始めた」ってかんじかな

 

 

つわものキャストの中で、座長としての存在感をはっきり示していました

 

2015年では「気弱なマークと変人モーリーンが付き合ってたのが信じられない」というキャラだったんだけど

2017年は「モーリーンの元彼」で全く不思議はない器の人物です

その位、印象が変わる役作りでした

良大くんのマークのパワーは本当に圧倒的です

 

【La Vie Boheme】

では、皆がやんちゃして下品な表現で自由をアピールするんだけど

2015年では「大人しいマークがまわりに乗せられてやんちゃしちゃった」

ってかんじで印象的な歌詞「マスターベーション♪」に合わせて

マークがそういう振りをするのが意外で、やった後も

「僕だってこういうことしちゃうんだぞ!」みたいなかんじでした

2017年のマークは

もうノリッノリでマスターベーションしちゃう

やった後にまわりの友達と一緒にウェーイ!!ってしちゃう

おもいっきり下品でいい人ぶってない

 

2015年のインタビューで【La Vie Boheme】の英語の歌詞の面白さが

日本語では伝わりにくい、と語っていた

「ツケ払ってないだろ!」「そうでした・・・」と訳された歌詞

2015年版では、お金を払ってない事を他は誰も気にしてないのに

マークだけ気にしてて、シュンとしながら

「そうでした・・・」っていうのがとてもキュートだったんだけど

2017年版マークは

「そうでした☆」(テヘ)ってかんじで

みんなと一緒にウェイウェイしてました

お金払ってないカフェでも乗り込んでいってパーリーナイト楽しんじゃう

わりと下品で下世話でいいかげんなマークでした

 

【Contact】

いろんな表現で激しいエロが描かれる一曲(表現が難しい事をお察しください)

メインは中央で繰り広げられるアクロバティックエロなんだけど

ここは是非マークに注目して頂きたい!

マークは上手の鉄筋状の大道具の上にいるんだけど

ほとんど動かずに鉄筋に向かって立ってて

何してるんだろう?って思ったら

右手の中指と人差し指だけ激しく上下させてて(お察しください)

その後、挿入出来たらしく(お察しください)

鉄筋にしがみついて激しく腰を振ってました(お察しください)

ここ、本当にものすごく面白い演技だったので

良大くんファンだけでなく、広く皆に見てもらいたいです

 

ここでちょっとだけ見られる↓

ミュージカル『RENT』 ゲネプロ 2017 村井良大 ユナク 平間壮一 

2:12秒~左端の良大くんに注目

 

【What You Own】

ジャングルジム状の舞台装置がグルングルン回る演出は変わらず

下段にロジャー、上段にマークが乗ってて

左右対称の動きをして魅せるシーンです

でも、左右対称の振りが多すぎてちょっと飽きた気もする

歌唱力については

ロジャーのユナクさんととても綺麗にハモってて

聞きごたえのある一曲でした

 

 

ユナクさん(ロジャー役)

ユナクさんはものすごおおおおおく日本語の発音が上手くなってた!!

これは度胆抜かれました

何も知らずに観劇していたら韓国出身だって分からないと思う

ネイティブな日本語発音を習得していた

たった2年でこんなに発音が上手くなるものかってびっくりした

2015年は、ユナクさんが韓国の人だって知らなくて

セリフでズコーってなったんだけど

(歌の時は発音が気にならない)

2017年は完璧な日本語発音とミュージカル発音を

セリフと歌で使い分けてました

すごおおいいいい!!

セリフの発音に気を取られなくなったからか

演技に凄く集中できた

2017年ユナクロジャーは「等身大の青年(美男子)」ってかんじです

2015年は「少女漫画の王子様」ってかんじで

ちょっと現実離れしてるというか

ずっと拗ねてるか怒ってるか悩んでて

ヒステリックにギリギリならない位のこじらせ方だったんだけど

 2017年は

病気と過去にとらわれてて現実を見れない悩める青年でした

そこから救ってくれるミミに惹かれる所とか

でもやっぱり一歩踏み出せない所とか

ちょっと臆病になってしまってるけど、本当は爽やかな青年だったんだろうなぁ

と素直に感じさせる演技でした

2015年に感じた「なぜか拗ねてて怒ってる」って印象は無かったです

マークとも対等な友達関係を築いてるかんじ

ユナクさんと座組みのメンバーの関係性が舞台にも反映されてるのか

とても良いかんじに馴染んでました

 

 

歌に関しては、2015年の方が繊細だった印象

高音が凄く綺麗でミックスボイスとかが多用されてて

ナイーブな歌声だったと記憶してるんだけど

2017年はちょっとザラザラしてて、調子悪いのかな?って思う所もありました

音程が安定してないとこがあったり

高音も透明感はあまりなかった

繊細というよりはエネルギッシュでストレートな歌声でした

2015年の印象が強くて期待値が高すぎてそう感じたのかもしれない

でも、十分な声量と骨太な歌声でした

あと、詳しい歌詞は忘れたけど

ミュージカル独特の発音があって

日本語の歌詞を聞き取りやすくするために

普段は使わないような発音するんだけど

それを習得してました

セリフの発音とはまた違う発音で、進化具合にびっくりでした

 

演技に関しては

羽生えた王子様だったのが地に足ついたってかんじの

現実味のある青年の演技でした

2015年では仲間の輪には入らない孤高の雰囲気があったけど

2017年は【La Vie Boheme】で仲間とウェイウェイしてたし

ミミともそれなりにカップルらしいかんじがしました

 

発音が良くなって演技に集中できたおかげで

ミミが死にそうな時に怖くなって逃げてしまう所とか

旅先で曲を作って戻ってくる所とか

ちょっと情けない迷いがある感情も

物凄く丁寧に演じてるのが感じられて

ロジャーという人物に深みが出ていたように思います

 

ユナクさんがどういうキャラなのか分かんないから

ファンからしたら良いのか分かんないんだけど

私が凄く「おお!」って思ったのは

【La Vie Boheme】(だったと思う)で

机の上に四つん這いになって

前と後ろからヤられてる(お察しください)風な振り付けがありました

ここでも「仲間と一緒にやんちゃして下品なこともしちゃう」

ってかんじで、王子様でなく等身大の青年って印象でした

2015年の時はどんな振り付けだったかなぁ

ちょっと記憶に残ってないから

それほど印象に残らない振り付けだったのかも

今回のはかなり強烈に印象に残りました

映像には残らないので

そういうユナクさんを見たい人は必見だと思います

なんか、ほんとに凄かったんだって!!

マークもだけど、今回は性的で直接的な表現が増えてたように思います

 

 

2015年では

カテコで、ユナクさんが何かするたびに

(手を振る、とかちょっと客席の方をみるでけで。喋ったわけではない)

「キャー」と歓声があがってて

ちょっとどうなの、って思ったんだけど

(凄い歓声に他の役者がビックリして倒れそうになる、っておふざけして

それをユナクさんがあわてて引っぱり起こすって事がありました

そこでも凄い歓声が上がってました)

2017年では

そういう事は無く

「お客さんの中にユナクさんのファンが多いんだな」って雰囲気は感じたけど

個別に歓声があがる事は無くて、とてもいいかんじでした

でも、ただの客の自分が感じるくらいだから

きっとユナクさんは自分のファンがどのくらい来てるか分かってると思いました

 


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