観劇アレコレ日記

いわゆる「イケメン舞台」についてのアレコレ。

2015.09.22 マチネ 最遊記歌劇伝-Reload- ニコ生 レポ③ レギュラー陣と音響トラブル

鈴木拡樹さん(玄奘三蔵)

いつもながら安定のキャラ作り
今回はコミカルなシーンも多くて
三蔵が楽しそうでした
殺陣がますます上手くなっていた気がする
拡樹くんはじめ、レギュラー陣の見せ場は少なかったのが残念
そのぶん安定した演技と雰囲気で
しっかり舞台を支え
新しいキャラやキャストが映えてたように思いました


椎名鯛造さん(孫悟空)

回数を重ねてますます悟空になっていました
今回は、悟空の子供っぽい部分が強調されていたかな
子役と絡むシーンが多くてほっこりしました


藤原祐規さん(猪八戒
八戒のツッコミ芸のキレがパワーアップ!!
前作までは過去の悲しいエピソードが多かったので
抑えた悲しげな演技だったけど
今回はコミカルなシーンが多くて
ふっきーがイキイキしてて
八戒役が馴染みまくってました
「GO TO THE WEST」での「血を洗い流す」
のワンコーラス魂こもってたなぁ~
ハヤブサ四兄弟のテーマ」(仮)はすっごく楽しかった
「長男太郎」(三蔵)にハイタッチを求めるも、スルーされて
自分で自分にハイタッチする、ちょんって手のかんじとか
悟空とごじょうがわちゃわちゃ喧嘩しだした時に
「もう~いいじゃないですか~悟空もごじょうも(苦笑)」(セリフうろ覚え)
と言うんだけど、喧嘩を止めないので、再び
「もうーいいじゃないですかー悟空もごじょうも(棒)」
ってものすごい棒読みで言いながら気功の気を溜めだすところ(お仕置きする為)
とか
八戒がものすごい八戒でした
ふっきーと八戒がすごい馴染んでるので、次回作になるであろう
ヘイゼル編で、ヘイゼルと八戒の毒舌対決がものすごく楽しみです!

上半身裸になるシーンがあるのだけど
思った以上に鍛えられた体で美しかったです
ゴッドチャイルドのカテコだったかな?
「続編が何年も後になると年齢的にも体力的にも厳しいので・・・」
というようなコメントを言ってたけど
まだまだイケるな!!って思いました




鮎川太陽さん(沙悟浄

安定の三蔵一行
今回活躍するシーンがあまりなかったのが残念
雀呂に幻術で操られる時
手が燃える演技が迫力でした
そしてすっごく歌が上手くなってた!!
三蔵一行のファミリー感が一層増してて
舞台の安定感と安心感を出してました
私が見た回では、ちょっと出トチり?!みたいな事が多かったような…?
(追記:本当は太陽くんが出とちったのではなく、他のキャストがセリフを飛ばしたのを
フォローしていたようです。
あと、歌詞飛ばした?と思ったところは前作までと歌詞が変わっていたようです。
太陽くん誤解してごめんなさい!)



唐橋 充さん(你 健一)

最遊記ファミリーの巨塔
唐橋さんが出てくると舞台がピリッとした雰囲気になる
色気のある演技
非道でありながら、なぜか憎めないキャラなのは唐橋さんだから

「残念だけど、今は暗い部屋の中にいて、太陽には当たっていないんだ
………まぶしいのは嫌いだから」(うろ覚え
ってセリフがあるのだけど
凄く印象的な表情をしていて
色々想像力を掻き立てられました
言葉では表現できない複雑な表情
何を想ってこのセリフを言ってたのか教えて欲しいです

ほんとうは今でも光明を慕ってるの?
光明に対する懺悔?嫉妬?後悔?自己嫌悪?
それとも寂しさ?
光明に対する決別とも取れるし
さらに
三蔵一行に対する嫉妬や憎悪、
挑戦のようにも受け取れる

唐橋さんの演技最高

你博士は唐橋さんしか出来ないなぁ



三上 俊さん(光明三蔵)

今回はせっかく登場したのに
無駄使い感が否めない・・・
歌う所も見せ場もほとんどないし
カンパニーのファンとしてはみかしゅんが出てくるのは
嬉しいのだけど、もう少し出番が欲しかったな



うじすけ さん(王老師)

うじさん万能
人間離れしてました
登場シーンは少ないけど異色を放っていて
存在感十分ありました

音響トラブルについて

舞台後半、(多分)リロードのテーマを歌うシーンで
音響トラブルがあり、伴奏が全く流れなかった
他の公演を見ていないのでテーマを歌ってるんだろうな、と予測しか出来ないけど
EDに同じような構成で歌ってるところがあるので
だぶんそうだと思う
SEは大丈夫だったので殺陣の効果音は入っていました

音楽のない時間は結構長くて5分くらい
全くのアカペラでソロ歌いだした拡樹くんの勇気すごいなと思いました
続く龍ちゃんもアカペラでソロを歌い
全員無音で合唱
奥ではアンサンブルがきちんと揃って群舞してました
キャストに動揺はあまり見られなくて
合唱がちょっと揃わないところもあったけど
最善を尽くしてました
稽古のたまものだな

舞台は生ものでトラブルがあるのは許容範囲というか
そういうものだと思ってます
100%完璧な物を求めるなら映像を見れば良いので
生でやるからこその空気感とか
毎日変わる役者の芝居とか
その時にしか味わえない時間の共有が舞台の醍醐味だと思います
トラブルがあったからといって
舞台の質が下がってしまう訳ではないと思います

そういう点でトラブルはあったものの公演としては
悪くなかったです
ただ、舞台自体が良かったかと言えば、脚本や演出が
自分としては満足できるかんじではなかった
前回のブリアルが良かったので
期待値が高かったのもあるかもしれません

音楽のなかった部分が本来はどういった演出だったのか
DVDの発売が待たれます


音響トラブルなしソワレ感想↓
2015.09.22 ソワレ 最遊記歌劇伝-Reload- ニコ生 レポ④ - 観劇アレコレ日記