観劇アレコレ日記

いわゆる「イケメン舞台」についてのアレコレ。

2016年5月25日 1789 バスティーユの恋人たち  東宝 梅田芸術劇場 マチソワ 感想 古川雄大さん ①

 

古川雄大さん(ロベスピエール役) 感想

 

まずはこれを書きます!!

 

 

ゆんロベスピエールのレンタル彼女問題 

※1(詳しくは記事の下に)

 
Twitterなどで、さんざん言われていたので
どんなかんじなんだろう?って思っていましたが……
 
間違いなく、アレはレンタル彼女でした!!
「サイラモナムール」の歌のシーンでいきなり出現する彼女!!
それまで女性の話など一切なかったのに
その前にも、後にも全く絡みがないのに
歌が始まったとたんに、いきなりいちゃつきだす二人!!
黄色いスカートのアンサンブル(たぶんダンサーさん)一体、ロベスピエールとどういう関係?!
 
一夜の女だ、とかレンタル彼女だとか言われてるの納得すぎ
 
1789って恋の物語でもあって
それぞれの恋もしっかり描かれているのに
ロベスピエールの女だけ雑すぎない?!
2幕はゆんロックオンで、ゆんの全てを見ていたので、
間違いなく前後に絡みはありませんでした!!
突然彼女が出てきてキスして去って行った・・・
 
 
せめて、劇中にヒントか納得できるセリフがあればいいのに!
「昔からの女がいる」とか
「女に興味ないから、一夜限りの女性ばかり相手にしてる」とかさ
それも無いから、ポカーンすぎて目が離せない
なんで?なんで、ゆんその女と抱き合ってんの?!
誰、それ?!って気になりすぎる!!!
 
そんでさー、ゆんの態度がわりと酷いwww
彼女の方は、離れた立ち位置の時もゆんをみつめてたり
前を歩くゆんに手を伸ばして未練ありげにしてるのね
抱き合ってるときもうっとりして目を閉じてるし
それなのに、ゆんロベスピエールは銃に夢中だし
彼女に対する愛が感じられない
相手にはしてるんだけど、抱き合ってるとき遠くを見つめてるし……
 
ほんとに、その女、何もの?!?!
って疑問が沸き上がってきてたまんない
まわりの客も「いきなりロベスピエールに女できてた」ってざわついてたもんw
 
イケコとゆんに聞きたいです
あの彼女は一体何者なのか
ロベスピエールと彼女にはどんな物語があるのか
どういう気持ちで彼女とキスしてたのか
 
革命の為に愛が必要なら相手はシャルロット(子供)でもいいし
レンタル彼女持ってくるくらいなら
むしろ、一人で虚空を見つめててもいいんじゃない??
まわり、みんなチュッチュしてるけど
愛のダンス踊りまくってるけど
孤高のロベスピエールでいいじゃん!!!
 
その位、違和感のある演出でしたwwww
 
 
あ、ひとつね、ズギュンしたのは
彼女を抱きしめながら歌うシーンがあって
抱きあっているので
ちょうど彼女の耳元にゆんの口がくるのね
側で声張り上げる事になるからか
顔を抱く所作で耳をふさいであげてるのかなー?ってとこがあったの
もし、うるさくないように耳をふさいであげてるなら
ゆんの優しさにキュンだし
 
そんなとこまで見てる自分のキモさにもキュンだわwww
 
声楽やってる友人に聞いたら、歌う方は気にして相手の耳塞ぐ時もある
って言ってたから
そうだとちょっと嬉しいなーと思ったのでした
 
 
※1「レンタル彼女問題」とは
サイラモナムールでいきなり出現するロベスピエールの相手役の女性の事
他の革命家には、元々婚約者がいたり、途中で恋人が出来ます
その恋人を置いて「愛の為に、
自由に愛し合う事が出来る世界を作るために
戦いに行く(革命を起こす)男たちの歌」のシーンがあるの
(サイラモナムールって歌詞の曲)
だから、彼女達と決意の別れをして
お互いのパートナーと最後にキスをするのだけど
ロべスピエールには彼女がいるという設定が全くなかったのに
「サイラモナムール」の歌が始まった途端
そのあたりにいた女(と見える)といちゃつきだして
最後キスしてんの!!
さらに、抱き合ってる間もゆんは遠くを見つめてたりするし
相手の女性に全く愛が感じられないので
「レンタル彼女」と言われているのです
 
 
その他所感 というか こっちがメイン

 

金髪ロングを後れ毛多目で黒のおリボンで結んでる、ゆん、超麗しい~!!!!

そして豪華で美しい衣装
ロングコートのプリーツの中にもいっぱい布が折り込んであり
ターンした時にフワーと広がってとても綺麗
もんのすごく重そうな衣装だったので、綺麗にはためかせるの難しそう 
インタビューで、衣装の重さを考えてターンの重心取ってるって言ってました
飾りファスナーがいっぱい付いてて、ちょっと開いてる中にも
布が貼ってありました。豪華!
裏地は世界地図になってる
コートは左右違う布を使ってて、片方が青のジーンズ地
もう一方が革のような茶色地です
これは、きっと何かを象徴してるデザインなのでしょう
ロべスピエールの二面性なのかな?
あと、一人だけズボンの素材がテロテロのテカテカで、体のラインにぴったりしてる
なんだろう、あの布。ダンスの時に伸びるのか心配になったわ
 
 
途中、ロングコートを脱いで踊る時は中のブラウスがとっても綺麗
袖がヒラヒラしててはためかせながら踊ってました
ゆんは、ジャズダンス出身なので
頭の振りというか首をクルンと回すクセがあって
ソコが美しいんだけど
頭をブンブンしてるので常にかつらがボッサボサ
しゃがんだり下を向く時に他の人より頭の位置が低い
そっから一気に立ち上がるのでぼさるんだろうか
銃を手に兵士と押しあうとこでも人一倍屈んでたと思う
 
とってもダンスが美しくて、品がありました
 
2幕OP後すぐに、アンサンブルを従えてのソロがあり
高い音から低い音へ音階の難しそうな曲だったけど
しっかり歌ってました
「誰のために踊らされているのか~」みたいな歌詞だったと記憶してます
1幕では、この座組みで普通だなと思っていたゆんの歌唱力
潜ませてたのか?って思うぐらい良かったです
全員で歌う時は、ゆん歌ってなかったよね?ww
口パクではないと思うけど 、声は張ってなかったな
口ずさむ程度でした
 
 
ダンスシーンでもセンターで踊る所が何度もあり
印象的だったのは「腐ったはらわたえぐりだすー」ってとことか
銃を構えて踊るシーンでは
低い位置から移動する時に頭が動かないで
しゃがんだままで踊ってたり
ゆんのダンスを堪能できました
しかし疲れが溜まってるのか
後ろを向いてる時に、口をとがらせて「ふーーーっ」って大きく息を整えたり
ダンス以外で立ち上がる時は膝に手をついて
よっこらしょってかんじで立ってたので大変そうでした
 
演技については
とにかくビジュアルがとても美しく
貴族っぽい(じゃないかもしれないけど平民ではない)優雅さが出てました
ロナンが撃たれてから人権宣言をする時
目にいっぱい涙をためて、少し笑いながら
高らかに宣言するとこがグッときました
マチネでは、後ろを向いた時に
涙か汗かぬぐってるのが見えました
 
あとは、議会のシーン
操り人形になってるんだけど
人形っぽさハンパナイ
まばたきもしない!!
後ろを向いた時にゆっくり大きくパチってしてたけどそれも人形っぽくて
正面向いたときの人形感はほんと凄かったです
ダンスのヒットみたいなかんじでカクカクしてた
 
ロナンが死んでからは、ずっと無表情
まるでガラス玉のような目をしてます
これは、ロベスピエールがこの後独裁者になり
革命仲間達を処刑し
恐怖政治を行った史実を暗示する演技だと思われます
ゆんは、そういうサブテクストも演技プランに入れてくるので
最後まで目が離せない
 
それを感じるにつけ、レンタル彼女の中途半端な演技はなんだったんだろう
と疑問が残りまくる……
 
あと、ゆんは自分の方に役を引っぱってくる役者さんなんだなと
改めて感じた
声とか作ってないし
でも、中の人と舞台上のゆんは全く違うし
とても不思議な役者だと思います
 
 
とっても美しく、麗しいロベスピエールが映像に残らないのは本当に残念
 
映像の引きのホームビデオクオリティでいから
映像に残らないかなぁ!!
生音源でもいいから残して欲しいなと思いました
 
 ロベスピエールについてのインタビュー↓
 
続き↓
 
 
 
 

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