観劇アレコレ日記

いわゆる「イケメン舞台」についてのアレコレ。

2016.08.06 少年社中 「三人どころじゃない吉三」 マチネ 大阪 初日 近鉄アート館 

社中、初の大阪公演!!その初日!!!

社中の芝居は東京まで行かないと見れなかったので
大阪で見られるなんて夢のよう!
チケ取りの激戦を勝ち抜き、行って参りました
近鉄ホール
開場後5分くらいで入口についたのだけど 
当日券に並ぶ人の列が凄い
40人くらいはいたかな?
(引き換えに来てる人だけなので、もっと並んでたかも)
東京では当日券はほぼ入れたようなので
(千秋楽除く)
大阪での人気を感じました
公演数も少ないしね
(追記:大阪千秋楽では200人位ならんでたそうです、凄いね!)
 
近鉄ホールは紀伊国屋に比べて小さい印象
舞台も劇場も2/3位のスケール感
そのせいで、舞台と客席が近い!
社中は生声(とフットマイク)なので、これはとても良いサイズ
役者の声が直接空気振動で耳に届く
(機械やスピーカーを通さない)のは芝居の醍醐味なので
とてもうれしい
 
役者と客が近い、会場の大きさも関係してるのか
大阪初日の役者の熱量ハンパナイ!!
演技がキレッキレ
お客さんの反応もとても良くて
どっかんどっかん笑いがおきてました
 
三人吉三の紹介ラップでは客席ノリノリ
さすが大阪反応がいい!
 
観たのがA4-2という前方の最下手で
舞台の下手1/3が見切れてたので
細部まで見ることは出来なかったのだけど
近い分役者の熱量がバンバン伝わってきて
迫力が凄かったです
 
全体的に迫力が凄くて勢いある印象でしたが
匠馬くん、龍ちゃん、和泉さんの演技が特にキレッキレだった
イキイキしてるかんじかな
 
あと和泉さんのユウレイ時の顔芸が進化してる
なぜあごが伸びるのかwwww
顔が面白すぎて爆笑かっさらってました
でも他の演技の邪魔になるかんじでなく
とてもいい塩梅の面白具合で
今回の和泉さん最高に好きでした
ほんっとに良いスパイスだったなー
和泉さんは基本的に声が高めなんだけど
おっさんズ吉三の声をそろえる時に
トーンがかぶらないように低い声で言ってるのとか
ズギュンされっぱなしだったわー
おっさんズ吉三で地獄に落ちたって聞いた時に
「僕悪くないよね?」ってずっと言ってるのとか
康申丸に「安森!」って呼ばれて「はい?」って返事する言い方とか顔とか
もう本当に面白くて最高にキュートでした
 
龍ちゃんは東京でも漢気溢れてたんだけど
大阪ではさらに男らしくて「漢の中の漢」でした
滑舌とかセリフの言い方とか
キレッキレでちょっとテンション高めだったね
相変わらずお肌綺麗で色白でつるっつる
しょっちゅうお酒飲んでYAIYAIしてるイメージなのに
どういうお肌の手入れしてるんだろう・・・
声もよく通っててキメ台詞の
「あっ、そーーーだ」のそーの伸びがますます遊び人風になってました
 
匠馬くんは凛としたかんじが更に伸びてたかな
憂いある表情と眼力に深みが増してた
お嬢と一緒にリセットを繰り返す時の疲れ具合の表現は
東京の方が疲れてたかなwww
まだ体力が残ってるんでしょうか
東京ではもんのすごく目をパチパチして疲れたので
汗が目に入ったのがもしれないなと改めて思った
 
拡樹は、お嬢の口上が更に歌舞伎っぽくなってました
「〇〇たぁ~」のたぁ~で伸ばすとことか
進化してるのが感じられた
最後のウインクは見切れててほっとんど見えなかったの
残念;;
知ってて注目して見ててもよく分からない位だったー
あ、今した!くらいしか分かんなかったよー悲しい
DVDに収録されてるとこをじっくり見たいと思います
 
堀池さんは
ダイナミックなダンスが好きなんだけど
舞台のサイズ上、大きい動きが出来なかったのかな?
OPEDのダンスは東京の方が綺麗だったな
近かったので表情がよく見えました
切腹時の表情は特に凄かったです
 
難しかったストーリーはこのブログのに書くために
思い出しまくったのと
友人と話し合いまくったので細部まで復習出来て
なぞっていくと凄くスッキリとまとまってました
疑問に思ってたとこがかなりの割合で
説明台詞で補われてたのに気付きました
そこを聞き逃すと分かんなくなっちゃうんだけどね
金貸しの太郎ちゃんが説明担当でしたね
あらためてあらすじ書き直します
 
普通に難しいのだけど、登場人物が説明セリフを言いながら出てくるので
「あ、新しい人出てきた」てビジュアル面に意識が持ってかれちゃって
セリフまで気がまわらないうちに説明が始まっちゃって
聞き逃すのかなーと感じた
あと、海老名役のありそさん
ユウレイになってから、なぜか「刀が鞘に収まらない」というギャグをやるの
それ自体は面白いんだけど、そこに感情が持ってかれて
横で説明セリフいってる人に注目出来ないの
その時に太郎ちゃんが結構重要な説明してたから
聞きこぼしたんだと思う
あそこの演出はちょっとどうなのかと思った
面白いとこは良かったので、説明セリフをずらすか
他のシーンでやった方が良かったような・・・
 
 席についてはちょっとモノ申したい
会場入って感じたのは
「劇場ではない」という事
「イベントスペース」だね
椅子は、パイプ椅子よりちょっといい椅子
先日行ったゆんのライブで使われてたアレ
クッションが全く無い
「うおお、これに2時間近く座るのか?!」という脱力感
そして席位置が・・・
A4-2という前列の最下手だったんだけど、舞台のセットがかぶってて
下手1/3見切れとるやんけー!!
そしてそして、前列に段差がないため、正面が前の人の頭でモロ被り;;
舞台の半分は何かにかぶってる;;
観劇前から心が折れました
 
舞台の形が凸型で、下手の角の部分が見えにくいのに加え
セットが凸型なので、下手の舞台奥が全く見えませんでした
更に正面に客の頭・・・まぁこれは仕方ないけどさぁ
席を互い違いに配置してくれたらもう少し何とかなったんではないかと思う
座席画像があったので画像で
 


f:id:remonakku:20160808010901j:image

正面画像の時点でもう見切れとるww
自分が座った席映ってない;;
「見切れ席」として買ったならしょうがないけど
って思う程度には見切れてました
めくりのセット?小道具?が全く見えない
めくりにも説明が書いてあるから、見えないと何も分からないんです
東京で2回見といて、そして復習しといて良かった!って心の底から思いました
重要なとこは役者が読んで補ってるのに気付いたけど
あと、おとせが死んだ時や
康申丸が下手で芝居をする時は何も見えなかった
前の人がかぶってるのは
役者が舞台上に倒れるともうなんも見えん
座っててちょっと頭の上が見える程度かな
座席については不満がいっぱいだった
もし近鉄アート館で芝居を観る機会があって
席を選べるなら真ん中より後ろの方がいいです
(画像で見ると白い席)
Bブロックの2列目以降が断然良いのではないかな
一列目(通路すぐの最前)はダメだよ
Aブロックの最後尾より低いから(白目
そしてセンターブロックじゃないと上下が見切れる
劇場が小さいのでBブロックでも十分近いです
見る場所によって落差が激しい劇場だなと感じました
 
音響はなかなか良かったです
低音がお腹にズンズン響くのに耳が痛く無かった
役者の声もBGMもストレスなくちょうどいいバランス
 
照明は紀伊國屋ホールの方が良かったかな
タイムリープの最後に灰色になるライトがあるんだけど
そこの灰色具合があまり綺麗に表現されてなかった
 
 
カテコですがトリプル後に客電ついても鳴りやまない拍手
4回あったでしょうか
岩田くんがお礼を述べたのですが
感極まったのか言葉に詰まりながら
「大阪に来られて嬉しい、当日券も並んで頂いて」
というような事を言ってました
すると、上手横に立ってた拡樹が岩田くんの方を一瞬見上げた後
珍しく言葉を言ったんです!!
拡樹って絶対出しゃばらないタイプで
振られてもいなのに
座長を差し置いて自分の意見を言うって事は無いので
とても珍しい事だと思う
以下拡樹の言葉(意訳)
「当日券にたいへん大勢の方が並んでくださって
 社中が大阪でやるのは初めてですが
 大勢の方が待ってて下さってたと言う事だと思い
    個人的にですが
 大変うれしく思います
 これからも少年社中が続けて行けることを願ってるし
 また大阪に来たいなと思っています
 どうぞこれからも少年社中の応援お願いします」
こんなかんじの内容だったと記憶しています
社中の事しか言ってなかったww
 
岩田くんの方を見ながら、ね?、って同意を求めるように言ってるのが
本当に可愛かったし
初の大阪で少年社中が公演するのに自分も立ち会えて嬉しい
これからも社中を応援して欲しいし
また大阪に来たいっていうような事を述べてたと思います
打ち合わせしてた内容を岩田くんが飛ばして、拡樹がフォローしたのかな、と感じた
 
なんだか色々いっぱいになって
てんぱる岩田くんも可愛かったし
岩田くんを見上げながら、言葉を選んで話す拡樹の慈愛に満ちた笑顔も素敵だったし
客席をにっこにこの笑顔で見まわすあづみさんも綺麗だったし
 
凄い拍手の客席も
とても熱い公演だったと思います
 
 
 


f:id:remonakku:20160808010928j:image