観劇アレコレ日記

いわゆる「イケメン舞台」についてのアレコレ。

2017.02.24 ミュージカル ロミオ&ジュリエット 役者感想 ② 矢崎・小野・岡・川久保

矢崎広さん(ベンヴォーリオ役) 

 

ぴろしは

ちょっと、うーーんってかんじ
悪くなかったけど、特別輝いてはいなかったというか
あんまり爪痕残らなかったというか
わりと空気というか・・・・・・お察しください
たぶん、ぴろしが初見だったら
もっと違う感想になると思うんだけど
彼のポテンシャル知ってるから
主演や準主演で物凄く輝いてる彼を知っているから
こんなもんか~って印象になってしまった気もする
 
特に1幕ではキャラもよく分からなかった
イケメンもてもてケンカは嫌いなロミオ
狂犬DQNケンカ上等マーキューシオ
その他ベンヴォーリオ
なかんじ
抗争を止めるでもなく、ノリノリというわけでもなく
どっちつかずでキャラはっきりしなかった
 
2幕に入り
マーキューシオが死んでから
ロミオも追放され
「僕一人が残っちゃったの歌」(仮)はまぁまぁでした
でもこれも「もっと歌えると思ったのにな~」って感じた
途中は良いんだけど、ロングトーンの伸びが短いのかもしれない
 
あ「一人残っちゃった歌」(仮)を聞いて
友達思いなのかなってかんじたのと
最後の最後でヴェローナ大公の甥だったのね、ってのが判明した
 
歌は
喉を閉めるような発声方法で
悪くないし下手でも無いけど
スカピンや薄桜鬼、好色で感じた
キラメキや圧倒的さや心を打つ美しさが無かった
 
調子が悪かったのかな?
演技においても可もなく不可もなく
埋もれたかんじ
 
ぴろしってもっと輝いてなかった?
見てるだけでグイグイくる美しさと
ベルベットのような声持ってたよね?
って始終違和感を感じてしまった
 
きっと他の人が見たらそこまで感じないと思うけど
私は彼の素晴らしい舞台をたくさん見てきたから
今回はちょっと残念な一本でした
 
 
小野賢章さん(マーキューシオ役)
なかなか面白い役だった
髪がなぜか青色
「目に付く全ての物を傷つける、でも友達は大事」
 コギャルに引っかかりそう
キャラが立ってるので、演じるの面白そうでした
セリフがとっても聞き取りやすかった
歌は伸びしろがありそうな印象
アフトで「東京公演と大阪までの間で精神的にダメージが・・・」
って言ってたのが可愛かったです
 
 
岡幸二郎さん(キャピュレット卿役)
岡さんがキャピュレットだったのよく知らずにチケット取ったの
キャピュレット卿出てきた瞬間に
「あ!!岡さんだ!!」ってすぐ分かったよね
渋い!渋すぎる!!そしてカッコイイ!!
歌上手すぎ 安定感ありすぎ
ソロの「お前が実の娘じゃないって知ってたソング」(仮)
あまりの素晴らしさに、まわりからすすり泣きが
もうスッゴイいいんだ
それまで「家庭を顧みない身勝手な父親」で
外に女作るし、娘のジュリエットに金の為に結婚を強要するし
嫌がる娘に手を上げるし
散々な父親なの(でも岡さんは素敵※個人の感想です)
「なんかすげー嫌な奴」だったキャピュレット卿が
一人になった時に
「ジュリエットが5歳の時から自分の娘じゃないと気付いてた~
血が繋がらなくても愛してる、お前は自分の本当の娘だ」(意訳
って歌い出して
いきなりのキャラ変に驚きと感動で泣かされたわ~
そうきたかーー小池先生やるぅ!って脚本と
岡さんの歌が良すぎて
全然泣く気分じゃなかったのに泣かされた
ありがとうございます
 
 
川久保拓司さん(パリス役)
ちょwwwおちょ何やってんのwwww
って出オチ
分かりやすすぎる成金
きんきらきんの衣装に
袖口からなぜか札束を取り出し、金を巻きちらしながらセリフを言う
最高のキャラです
演じててものすごく楽しそう
あんなん絶対楽しいよ
こんなキャラ楽しいに決まってる
マーキューシオの葬儀にも十字架型のフラワーアレンジ持って登場
笑いと金を巻きちらしながら去っていく
最高
おちょが真面目に演じてるのがまたツボって面白すぎる
演技がキレすぎ
歌はイマイチだったけど、面白すぎるのでまぁいっか
ってかんじ
登場時間少ないのに爪痕残しまくってて
おいしい役だったと思います