観劇アレコレ日記

いわゆる「イケメン舞台」についてのアレコレ。

2017.02.26 舞台 ノラガミ 神と絆 ライブビューイング 感想

ライビュ見終わったあとは

「うーーーーーーーーーーーん」って感想

 

プロジェクションマッピング超綺麗!!!

映像スタイリッシュ!!

役者のキャラ再現度最高!!

キャラ同士のバディ感最高!!

舞台装置面白い!!

殺陣スゴイ!!

音楽オシャレでスタイリッシュ!!!

脚本・・・良かったんだけど・・・なんかひっかっかる

ってかんじ

 

全てが、すっごーーーーく良かったんだけど

初演に比べてものすごーーーーく良かったんだけど

なんとなくスッキリしないというか

なんなんだろう?

ストーリーのメインとか核は良いんだけど

分かりにくいというか、メインへの持ってき方が微妙というか

悪くないというより、むしろ良かったんだけど

手放しで「最の高!!」って感想ではなかった

 

ストーリーのメインはいいの

すごい面白かった

なんつーか核は良いのに、まわりが分かりにくくてごちゃっとしてる

舞台で観てた子は

すっごく良かったって言ってたから

映像、ライビュだと分かりにくかったのかもしれない

 

舞台の色んなんところで

いろんな事をしてるので

俯瞰で見ないと分かりにくかったのかも

あと、舞台だと好きな所を見られるけど

ライビュだとスイッチングで一部分の映像しか見れないから

そこが分かりにくかった原因かもしれないな

だって、ライビュはカメラもスイッチャーさんもぶつけ本番で

一発勝負の連続だから

DVDとかブルーレイとかと違って「このシーンのここのアングル入れよう」って

じっくり考えられないから

ある程度はしょうがないと思うの

 

自分でも何が引っかかるのかよく分からん

良かったのは良かった

全体的にクオリティ上がってたし

チーム感ましましだし

脚本もあらすじは凄く良かったんだけど

もってき方が悠長なのか、スッキリしない印象なのかなぁ

ストーリーも悪くないんだよ

もう一回見たら解決するのかもしれない

 

とはいえ、全体的にとても良かったのは確かなので

良いところを中心にして感想書いていきます

 

プロジェクションマッピング

これは、もう特筆すべき美しさだった

今まで見た舞台の中でだんとつで一番きれい

ちょっとびっくりするぐらいに綺麗だった

多分、実際の劇場で見るよりライビュの方が綺麗にみえたんじゃないだろうか

舞台で見ると後ろが透けるから、ちょっとぼやけるんだけど

ライビュでは物凄くクリアで、普通の映画の映像くらい綺麗でした

技術の進歩に驚きです

ノラガミは、アニメの映像が凄くスタイリッシュなのだけど

そのスタイリッシュさが舞台でも表現されてて

オシャレでカッコイイ映像空間が出来てました

例えば、神器が変身するところ

目つぶしのライトが客席側にピカーっと光って

プロジェクションマッピングの映像が舞台全体に広がるんだけど

稲妻みたいな光が縦横無尽に駆け巡って

神器となる「雪」の文字が中央に浮かびあがります

この演出は何度も出てきて

ほんとに凄い綺麗だった(語彙力

舞台演出の一つ、というよりこれだけで完成された映像の芸術作品でした

 

絵というか、映ってる映像のチョイスも凄く良かったの

神器となった役者の周りにキラキラした光の粒が降ってたり

雪音の周りは雪が降ってるし

あやかしがうごめいてる時は

ゴッホの絵のようないろんな色のマーブル模様が流れてたり

あんなに綺麗なプロジェクションマッピング初めて見た

 

ひよりが、半妖になって屋根の上を飛ぶところは

背景がしゅーって下がってきて

エレベータから窓の外を見てるような感覚で(伝われ

それによって高いところを飛んでるみたいに見えました

すっごい上手く考えてるなと思った

 

目つぶしライトも

天井からスポットがくるんじゃなくて

舞台のツラ(一番前)の下にずらーーっと並んでいて

下から光の噴水みたいに湧き上がるのが

大変綺麗でした

 

BGM

ノラガミに欠かせない要素の一つです

音楽がオシャレで、映像と相乗効果でスタイリッシュさマシマシ

初演では使いどころがイマイチで気に入らなかった

「ラッタンノ~♪」って音楽も大変効果的に使われてました

オシャレな音楽と美しいライトとプロジェクションマッピング

とても新しい芸術が出来てたように思います

 

口上

夜トが神器に力を込める

「とよなかはらの~」ってところ

アニメではメインのシーンですが

初演ではなぜが、夜トが口の中でぶつぶつ言っている横で

他の役者がセリフをかぶせる、という謎演出になってて気に入らなかった

ここが改善されて

最高にカッコいいシーンになっていました

今回の舞台の一番のメインシーンだったんじゃないかな

夜トが心を込めて口上を述べ力を入れてる横で

遮らない程度に他の役者がセリフを挟む

口上がわりと長いので、間延びしないように演技を挟む、というかんじです

ここは、初演がクソ演出だったので物凄く残念だったのが

最高のシーンに変わっていました

伊勢さんありがとう

超満足

 

神と神器のバディ感

ノラガミのメインの一つが

神と神器の関係性だと思う

お互いにものすごい信頼関係が無いといけない

神器の精神状態が神に影響する

神器が裏切ると「刺す」といって

神に負担がかかる

こういう関係が丁寧に描かれていました

特に、レギュラーキャストの4ペア

それぞれの信頼関係で

みんな違った感情で結ばれている

そいう細かい所が出ててとても魅力的でした

「夜ト・雪音」ペアはまだ歴史が浅く

お互いが信頼し合ってるのに不器用で、成長途中

「小福・大黒」ペアはいつもラブラブで

長年連れ添った夫婦コンビ 

暴走する小福を大黒がコントロールしてるのかと思えば

小福が神らしく大黒を諭すところもあったりして

とても素敵なペアでした

「毘沙門・兆麻」ペアは

ビジネスライクだけど

お互いの深い信頼をストレートに表現しあっていて

さっぱりして気持ちいいペアです

「天神・真喩」ペアは

戦いの中に身を置いてはいないので

ゆったりした関係で結ばれている

そいういう、ペア同士の違いやあり方が丁寧に描かれていて

良かった(語彙力

そこに、オリジナルキャラの敢御と颯丸ペアが入って

神と神器のあり方に深みが出てて

ペアの描かれ方は本当に良かったと思います

 

長くなるので役者感想は次に