観劇アレコレ日記

いわゆる「イケメン舞台」についてのアレコレ。

2017.12.05 ミュージカル レディ・べス 梅田芸術劇場 マチネ・ソワレ 感想 レポ その他

舞台装置について

舞台の真ん中に大きな盆の装置

舞台の上に大きなお皿が乗ってるようなイメージ

そして1mくらいの傾斜が付いています

奥から手前に斜めだったり、下手から上手に向かって上がってたり

いろんな方向にまわります

盆には「ホロスコープ」の模様と「ローマ数字」が描かれていて

暗転用のバミリなのか模様なのか、光蓄テープがちりばめられてて

暗転しても盆の装置が光って綺麗です

舞台の後ろにも大きな輪っか型の装置があって

下の盆とペアのようになっていました

後ろのわっかには星座が描かれていました

 

小池先生チームが作る

シンプルでダイナミック!な大道具にはいつもビックリさせられます

 

前方の席からは素晴らしい舞台装置がほとんど見えないので

複数回観劇のチャンスがあれば

是非一度は2階席以上で見て欲しいです

 

今回は3階席と最前で観たのだけど

舞台装置の素晴らしさは3階で見た方が断然堪能出来ました

ホロスコープの舞台装置と梅芸のシャンデリアがめちゃくちゃマッチしている

あと、効果的な照明の演出も三階からとても綺麗に見えました

なんか山口先生が占星術で占いをする時に

川面のようなユラユラした照明が入るのですが

それがとても綺麗

あと、最後、ベスが王座に向かう時に

ベスを導くように王座に向かってまっすぐに伸びる道のような照明

めちゃくちゃ印象的

 

これほど「後方の席の方が舞台を満喫できる演目」ってあんまりないと思う

やっぱり近くで見た方が迫力もエネルギーも強いから

前方席の方が感動できる事が多いのだけど

レディベスに関しては、後方の席がいいかもしれません

一回しか見れないなら、2階席の最前とかがベストかなと思いました

 

自分は三階席→最前席の順で見れたのでとても幸運でした

 

 

衣装について

東宝系は衣装もとても豪華で大好き

現存している肖像画に描かれている衣装を下敷きに

再現されていました

メアリーの結婚式の衣装とか、白地に緑と赤の宝石がちりばめられてるのとか

アンブーリンが赤色のドレスとか

肖像画のイメージそのままで、凄くいいなって思いました

最前で観た時、さらにオペラ使ってガンミしたけど

隅々まで作り込まれてて最高に豪華で綺麗でした

 

 

曲について

一度聴いたら忘れない!っていう

インパクトのあるメロディーは無かったかなぁ

しいて言いうなら

フェリペ様の「クールヘッド」と

メアリーの「悪魔の声を聞かないで!」

かなぁ

演出がとてもいいなと感じたのは

アンブーリンとアスカム先生のデュエット

ベスが「恋か宿命か」で悩むんだけど

アンブーリンは恋の、アスカム先生は宿命の象徴になってて

同じメロディで全く反対の主張をするところが良かったです