観劇アレコレ日記

いわゆる「イケメン舞台」についてのアレコレ。

2018.01.22 ミュージカル 「黒執事」 〜Tango on the Campania〜 豪華客船編 感想 (古川さん・和泉さん)

ネタバレに配慮しません

初見で楽しみたい方は閲覧注意

ただ、ストーリーがかなり駆け足で複雑なので

原作、アニメなどで予習をしてから行った方が楽しめるかなとは思いました

 

黒執事はいつも驚かされるけど、今回もすんごい良かった

人気の豪華客船編をどう舞台化するのかも

凄く興味があったけど「こうきたか!」ってかんじでした

 

 

 

古川雄大さん(セバスチャン役)

ゆんのセバスチャンがすっかり板についてきたというか

おなじみになったなーという印象

初見で度胆抜かれたスタイルと二次元感に慣れるものですね・・・

いや、今回もスゴイ二次元スタイルだったんですけども

そこばっかでなく、演技とか歌唱とかにも目が行く余裕が出来ました(私の中で)

 

ゆんセバスと蓮生シエルの関係は

 「バディ」っぽい

ゆんに色気が無いからか

これはこれでアリなんだけど

もう少し耽美なBLっぽさがあってもいかもしれない

 

今回のストーリーは

おなじみシエルとのなれ初めから

出会った初期のドタバタも描かれているのと

あと、アンダーテイカーに襲われて身を挺して守る所もあったんだけど

ゆんのセバスはやっぱり飄々としててシエルとの耽美な雰囲気は皆無

松下くんだったらどう演じたかなとちょっと考えてしまった

というか、松下君で見てみたいストーリーだなって思った

 

もう少しネッチョリ濃い演技で

BLチックなセバシエでも良かったんではないのかなー

二人の絆を描いてるし

さらっとしたセバスがゆんセバでそれが個性ともいえるのだけどね

ゆんセバは、原作初期のセバスなんだと思います

 

大千秋楽後加筆

大千秋楽では超!耽美でエロいゆんセバが見れるのでみんな映像見よう!!

感想はこちら↓

2018.02.15 ミュージカル 「黒執事」 〜Tango on the Campania〜 豪華客船編 ライブビューイング 感想

 

 

セバスがシエルに「復讐しない道を選んではどうか」と進言するシーンでは

きっぱり断ったシエルにズギュンする演技が印象的

ここは、ゆんの演技最高に良かった

なんか「うっ!」ってなってて、シエルの発言にキュンときてるのかなぁって

(あくまで悪魔としてなんだけど)

オペラ越しでしか見れなかったから

早く映像でじっくりみたいです

 

歌は、ゆん頑張れ―!ってかんじ

とても上手なんだけど

曲がね凄く難しいの

高音のメロディが続いてて常に「あぁぁぁ~♪」って歌ってる

他の人より断然難しい曲を割り当てられてるかんじで

喉大丈夫かなぁって思っちゃう

それだけゆんの歌唱の実力が買われてるということなのか

難しい曲だけどなんとか頑張って歌ってるってかんじがするから

もう少し難易度下げて簡単なメロディーにしてあげて欲しかった

ミュージカルで超絶技巧曲歌わせなくてもいいじゃんってかんじ

でも、サーカス篇のような意味不明なメロディでは無かったので

そこは評価したいと思う

 

今回は、セバスの出番がそれほど無くて(過去作品比)

殺陣もバランスよく他のキャラクターにも割り当てられてたし

その分歌に比重を置いたのかなって思うけど

難しければいいというものでも無く

サーカス篇よりは良くなってたけど

マダムレッド編までのパンチ力は無かったかなぁと思います

 

坊ちゃんがアンダーテイカーに襲われて

セバスが身を挺して守る所は

原作やアニメのスピード感と距離感をどうやって舞台にするのか気になってたんだけど

アンサンブルと協力してリフトみたいにしてて

表現の仕方が舞台的でとても良かったです

こういうの好き

ゆんの身体能力あってこその表現だったのではないでしょうか

 

あとお気に入りのシーンは

ドル様が建国する時にダンスを踊る所

超無表情でやる気無さそうに踊るゆんセバ最高でした

 

 

カテコで、シエルの蓮生くんにツッこんだりしてて

カンパニーの雰囲気良いのかなって感じてとても微笑ましかったです

ハケル時は

蓮生くんとゆんが最後に残り、蓮生くんが客席にお辞儀をするのを

ゆんセバの状態で見守ってからはけるんだけど

(ゆんはセバスのままで、蓮生くんはお辞儀はシエル、顔上げたら蓮生くんってかんじ)

(ゆんは客席にお辞儀しないでハケル)

4回目のカテコでは蓮生くんが客席に投げキッスした後

客席に「おや」ってかんじで目配せするのがとても品のいい執事っぽくて

最高でした

ここ映像に残しておいてほしい!!

 

東宝系で主役をやるようになって

活躍する舞台がどんどん大きくなるけど

これからもセバスを演じてくれると良いなと思います

 

 

和泉宗兵さん(葬儀屋アンダーテイカー役

和泉さん最高だよ!!!

超カッコよかったです!!!!

「アンダーテイカーの素顔が見える」

「大鎌振り回して圧倒的アクション」

という二大ビックイベントのある今回のストーリー

和泉さんどう演じてくるのかめっちゃ楽しみにしてたんだけど

もう期待以上!

和泉ファンもアンダーテイカーファンも満足できる仕上がりだったんではないいでしょうか

私は大満足

和泉さん背が高くて体格良いので

卒塔婆振り回してるのも大鎌ぶん回してるのもキマルキマル

あと衣装が最高

コートの下にあんなイケてる服を仕込んでたなんで!!

コートの前開けたら

ぴったりしたズボンと太ももまでのハードなロングブーツ姿が超かっこいい!

コートが綺麗にはためいててとにかくカッコイイ

踏み込む時にコートの間から見えるブーツと太ももが最高にカッコいいから

是非見て欲しい!!

 

ビジュアルも最高だから

ロングの銀髪が美しくて、長い前髪の間から

帽子を脱いでちょっと目のまわりが見えてるのも最高オブ最高

前、カテコかなんかで「葬儀屋はイケメン設定なので僕は顔出し無理」みたいな発言があったんだけど

和泉さんじゃなくちゃダメでしょ!ってかんじで本当にもう超カッコいいかったから!

和泉さんの演じたキャラの中で今回のアンダーテイカーが一番好きかもしれない

 

殺陣に関しては、移動少なめで

運動量は若手に任せてちょっとまけてもらってる感あったけど

舞台中央でクルクル回りながら大鎌振り回すの上手!

卒塔婆は持ち手みたいの付いてなくてタダの卒塔婆なんだけど、

和泉さんガタイいいから

がっしり掴んでて危なげなくグルングルンまわしてて凄い迫力

和泉さんがくるくるしてたらみんな吹っ飛ぶ

みたいな、なかなか上手い演出だった

デスサイズの大鎌も、原作のサイズ感まんまでめちゃくちゃデカイ

和泉さんもデカイからとにかく全てがデカい

デスサイズはクラッシックなデザインと正面に鎮座する骸骨が原作まんまで感動

一振りするだけで絵になる

葬儀屋の圧倒的パワーが上手く表現されてたと思います

 

グレルとのセットの上での殺陣は狭すぎてちょっと心配

鎌がデカいんだもん

それに和泉さんもデカいんだもん

最後まで怪我無く演じられると良いなぁ

 

あと、ラストのキャスト全員での歌唱の時

上手2階のセットに出てきて

なんとも言えない表情でシエルを見つめる演技

最高!!!!!

ここはキャストがいっぱい出てきて目が足り無いとは思うけど

是非和泉アンダーテイカーに注目して欲しいと思います

 

ひとつ疑問があって、カテコでアンダーテイカーは

腰に付けてる飾り(遺髪入れ?)を付けてて

アンダーテイカーの通常バージョン衣装なんだけど

そこは物語とシンクロしてないんだ?ってなりました

死んだ人もカテコで出てくるからそこは良いのか

 

いやー、今回の和泉さんホント最高でしたわ

生執事歴最長で初演キャストの凄味見せつけられました

和泉さんのアンダーテイカー見るだけでもチケット代の価値あると思うよ

アンダーテイカーってキャラクターを和泉さんが演じてるんじゃなくて

和泉さんがアンダーテイカーだ、って位のシンクロでした

 

 

目の色までは確認できなかったけど

顔の傷メイクもしっかりしてて

映像で寄りの演技が見られるのが今から楽しみです

 

続き

2018.01.22 ミュージカル 「黒執事」 〜Tango on the Campania〜 豪華客船編 感想

 

 
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