観劇アレコレ日記

いわゆる「イケメン舞台」についてのアレコレ。

2015年10月25日大阪 極上文学「高瀬舟・山椒大夫」マチネ ルッキュ 感想②

 

喜助・山椒大夫・・・村田充さん

庄兵衛・次郎・・・藤原祐規さん

厨子王・弟・・・椎名鯛造さん

安寿・・・服部翼さん

林太郎・・・天宮良さん

 
 
 
 
ルッキュについて
正直、全然ダメでした
「マルチアングルで見られる」のがうりなんだけど
「引きの記録映像がちょっと寄れる」程度と思った方がいい
・実際に寄ると、ピントがボケて役者の表情全然分からない
・ズームすると調整に時間がかかり、映像が止まり、しばらくカクカクする
・データが重いのか、ルッキュ使用時には他の作業が出来ない
・映像の中心を示す?緑のライトが常に点灯
など、不便すぎて結局ずっと引きの映像で観ました
引きの映像でも、特に高画質と感じなかったし
引きだから役者の良い表情が全然分からない
PCスペックも関係あるかもしれませんが
私は、今まで通りのニコ動の方が断然良かったな
プロのカメラワーク、プロのスイッチングはやっぱプロです
ルッキュは、せっかく役者が凄くいい表情してるのに、寄るとボケボケなんだもん
それに、ニコ動では生放送で同時刻に見られたのに
ルッキュだと2~3日後からしか見れません
舞台をルッキュで観るメリットは全然感じられなかったです
 
 
 
チケットについて
極上文学って毎回なんだけど
席が余ってる回?のチケットを売りさばく為に
上演が近づいてくると
「後出し特典付きチケット」が販売されます
今回は
「衣裳を来たキャストとチェキ撮影&お渡し会付きチケット」
が発売されてました
スケジュール空けて、ずっと先に買ってた人には
なんにもなくて
後から買う人に特典付くってのは
納得出来ません
他の舞台でも、後からアフタートーク付くとか
後出しのイベントは結構あるんだけど
これって、最初にチケット買った人や本当に楽しみにしてた人を
大事にしないシステムだよなぁと思います
 
 
ストーリーについて
 
高瀬舟山椒大夫それぞれのあらすじは有名なので省きます
高瀬舟に乗せられた喜助が
「死んだ弟は頭が良かったので、この話(山椒大夫)をよくしてました。」
と話し、
高瀬舟のストーリーから
山椒大夫のストーリーへと変わり
劇中劇が始まります
山椒大夫の話が終わると
また高瀬舟に戻り、怒涛のラストへと向かいます
という構成でした
 原作を読んでいないので、最初からこういう話なのか
と思ったぐらいスムーズで
構成・演出がとても上手かった
 高瀬舟はメッセージがはっきりしてるけど
これだけでは短すぎて、舞台としてちょっと物足りない
山椒大夫は展開は面白いけど、内容がイマイチはっきりしなくて
「で、何が言いたいの?」ってラストなので
 二つの物語を上手に組み合わせて
ひとつの大きな物語を作ってるなと感じました